みなさん、青年海外協力隊ってご存じですか?日本の外交策の一環として、日本の青年を途上国に派遣して、無償協力させるものです。職種は幅広く、一般的な協力隊のイメージ、農村に行って農村の人に色々技術を教えたり、生活改善を行ったり、という村落開発普及員とか、私のような技術者を派遣して、先方の官公庁の技術協力をするとか様々です。
国際協力機構JICAから十分な生活費がもらえるので、現地での生活には正直困りません。余ったお金で国内旅行したりします。パスポートの関係で、日本に帰国するとパスポート(公用旅券という緑色)は失効する上に、隣接国しか行けないので、基本的に2年間は日本に帰国できません。するときは、隊員を辞めるときです(例外もあるけど)。任期中に1回だけ、任国外旅行といって、周辺国に旅行ができます。
協力隊は正直劇薬ですが、人生に悩んだ時、行き詰ったときにこの劇薬を行うことで、人生ががらりと変わります。悩んで悩んで死にそうな人は、そんな時間があるならこの劇薬を試すべきです。私もどちらかというと細かい性格で、小さなことでも悩む小心者でしたが、カンボジアで、『アッパニハー(問題ない、なんとかなるさ)』という言葉に出会ってから、がらっと変わりました。今では昔は細かかったんや、と言っても、妻をはじめ誰も信じてくれません。協力隊について、ここでも述べていきますので、人生に行き詰ったら、読んでやってください。アッパニハーですよ。