水処理はよく、水質が問題になっていますが、技術を考えるときによく使われる考え方に、負荷量があります。これは、水質×水量のことで、浄化槽も結果的には水質改善云々となりますが、規模の算定にはBOD容積負荷量という概念を導入します。また、河川や湖沼の水質解析や将来水質予測にも、この負荷量の考え方が導入されています。ある面、水処理や水環境技術者に最も大事な指標、考え方と言えます。これは改めて、別稿で何回かに分けて説明しましょう。